■ イントロダクション ■
写真家・澁谷恵宜による、『現代版「横濱写真」』の作品シリーズは、1999年に初公開した後、
計3回の写真展を開催、2002年の写真集出版をもって、完結いたしました。
現在は、写真集(有朋書院刊行)の書店発売を、継続しています。
写真家・澁谷恵宜は、写真撮影とデジタル画像処理の両方を一人で手がけ、
自分の撮影・制作する写真作品の企画や立案は、すべて自分一人で行っています。
写真家・澁谷恵宜の『現代版「横濱写真」』では、
幕末・明治時代の「横浜写真」に見られる独特の雰囲気を、
現代の被写体と、技術をもって、オリジナルの写真作品に表現するべく、
モノクロ写真をベースとして、デジタル彩色していることが特徴です。
ただし、写真集(書籍)では、彩色加工の“使用前・使用後”
といったように、写真を対比した技術見本のような見せ方は採用せず、
彩色加工した後の、完成作品だけを収録しました。
そして、加工前の写真がない代わりに、撮影地点がわかる絵地図を付けて、
写真集をご覧になる方が、作品と同じ場所へ、実際に行けるようにしてあります。
それが目的で、写真集は、持ち運びしやすいサイズの、ソフトカバー仕上げにしました。
横浜は、東京からも近く、日頃から、たくさんの人に親しまれている街です。
だから、彩色加工していない普通の風景写真は、写真集をご覧になる方が、
街歩きを楽しみながら、自分のカメラで撮ったらいいだろう! というわけです。
ミナト横浜は、歴史ある観光スポットとしての顔を持つ一方で、首都圏の大都市でもありますから、
その表情は、とどまるところを知らず、刻一刻と変化しています。
写真集の収録作品には、10年前に撮影した写真も含まれていますが、
そこに写った風景の中には、現在は取り壊されて、姿を消した建築もあります。
そんな、写真と、実際の風景の違いを見比べてみるのも、
写真家・澁谷恵宜による『現代版「横濱写真」』の写真集、そして横浜の街ならではの楽しみ方です。
ちなみに、写真家・澁谷恵宜は、1972年横浜生まれ、横浜育ち。
3代にわたって、誰もが「YOKOHAMA」だと思う地域に住んでいる、生粋の浜っ子です。
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